
こんにちは
尼崎市塚口町、伊丹・西宮エリアのピラティススタジオ、Pilates Studio Limone(リモーネ)塚口店です。
「パーキンソン病でもピラティスはできる?」
「身体が硬くなってきたけれど、無理なく運動を始めたい」
と感じている方は多いのではないでしょうか。
パーキンソン病では、
・振戦(ふるえ)
・動作緩慢(動きの遅さ)
・筋強剛(筋肉のこわばり)
・姿勢保持障害(バランスの取りにくさ)
などの運動症状がみられることがあります。
これらは代表的な症状として広く知られており、難病情報センターでも主な運動症状として挙げられています。
ピラティスは、呼吸に合わせて体幹や姿勢を整えるエクササイズです。
パーキンソン病そのものを治療するものではありませんが、筋力・柔軟性・バランス・姿勢を保つための運動習慣として役立つ可能性があります。
この記事の要点
ピラティスは、パーキンソン病の方にとって、筋力低下の予防、柔軟性の維持、姿勢やバランスのサポートの効果が期待できます。
ただし、症状の程度や体調には個人差があるため、自己判断で無理に行うのではなく、主治医や理学療法士などの専門家に相談したうえで始めることが大切です。
特に転倒しやすい方、すくみ足がある方、めまいや血圧変動がある方は、椅子やマットを使った安全な動きや専門家がいるスタジオでパーソナルトレーニングから始めましょう。
この記事では、パーキンソン病とピラティスの関係、期待できる効果、実践時の注意点、専門スタジオを選ぶポイントまで分かりやすく解説していきます。
パーキンソン病とは?
パーキンソン病は、体の動きに関わる神経の働きが少しずつ低下していく病気です。
症状には個人差がありますが、ふるえや筋肉のこわばり、動作の遅さ、バランスの取りにくさなどが日常生活に影響することがあります。
パーキンソン病の主な症状
パーキンソン病の代表的な症状には、以下のようなものがあります。
<パーキンソン病の主な症状>
・手足のふるえ
・動作が遅くなる
・筋肉がこわばる
・姿勢が前かがみになりやすい
・歩幅が狭くなる
・方向転換や歩き出しが難しくなる
・進行に伴って転倒しやすくなる
これらの症状は、一度にすべて現れるとは限りません。
初期には「少し動きにくい」「細かい作業がしづらい」といった変化から気づくこともあります。
また、パーキンソン病では運動症状だけでなく
・便秘
・立ちくらみ
・疲れやすさ
・気分の落ち込み
・意欲の低下
などの非運動症状がみられることもあります。
日常生活への影響
パーキンソン病の症状は、着替え、食事、歩行、外出など、日常のさまざまな場面に影響することがあります。
たとえば、ボタンを留める、箸やスプーンを使う、鍵を回すといった細かい動作が難しくなることがあります。
歩行面では、歩幅が小さくなったり、急な方向転換でバランスを崩しやすくなったりする場合があります。
そのため、パーキンソン病の方にとっては、薬による治療だけでなく、身体を動かす習慣やリハビリテーションを取り入れ、できる動きを維持していくことが大切です。
ピラティスとは?パーキンソン病の方にも注目される理由
ピラティスは、呼吸とゆっくりした動きを組み合わせながら、体幹・姿勢・柔軟性・バランスを整える運動です。
激しく身体を追い込む運動ではなく、
自分の身体の状態を確認しながら行えるため、運動に不安がある方にも取り入れやすい点が特徴です。
ピラティスの基本的な考え方
ピラティスでは、身体の中心である体幹を意識しながら、呼吸に合わせて丁寧に動きます。
大切なのは、回数を多くこなすことではありません。
「どの筋肉を使っているか」
「姿勢が崩れていないか」
「呼吸が止まっていないか」
を確認しながら、無理のない範囲で動くことです。
この考え方は、動きにくさや姿勢の崩れが気になりやすいパーキンソン病の方にとっても、身体を見直すきっかけになります。
ピラティスが心身に与える効果
ピラティスは、姿勢や体幹、柔軟性、呼吸への意識を高める運動として取り入れられることがあります。
パーキンソン病の方の場合、筋肉のこわばりや姿勢の変化、バランスの不安定さが生活のしづらさにつながることがあります。
ピラティスのように、体幹・柔軟性・バランスを意識する運動は、日常動作を支える土台づくりに役立つ可能性があるのです。
また、ピラティスは呼吸を意識して行うため、身体だけでなく気持ちを落ち着ける時間にもなります。
運動そのものがストレス軽減や気分の安定につながる可能性もあり、パーキンソン病の方の生活の質を支える選択肢のひとつと考えられます。
パーキンソン病の方がピラティスを行うとどんな効果が期待できる?
ピラティスは、パーキンソン病を治す運動ではありません。
しかし、筋力・柔軟性・バランス・姿勢を保つための運動として、日常生活を支える助けになる可能性があります。
特に
「転びにくい身体づくり」
「動きやすい身体づくり」
を目指すうえで、無理なく継続しやすい点が魅力です。
筋力低下の予防をサポートする
パーキンソン病では、動きにくさから活動量が減り、筋力低下につながることがあります。
ピラティスは、体幹や下肢、姿勢を支える筋肉をゆっくり使うため、筋力の維持をサポートしやすい運動です。
たとえば、椅子に座って足踏みをする動きや、仰向けで骨盤を安定させる動きは、強い負荷をかけずに体幹や股関節まわりを働かせることができます。
大切なのは「きつい運動をすること」ではなく、「安全に続けられる運動を習慣にすること」です。
継続的な運動は、パーキンソン病の方の身体機能や生活の質に良い影響をもたらす可能性があるとされています。
柔軟性の維持につながる
パーキンソン病では、筋肉のこわばりによって身体が硬く感じられることがあります。
ピラティスでは、呼吸に合わせながら背骨や肩甲骨、股関節をゆっくり動かすため、柔軟性の維持に役立つ可能性があります。
たとえば、背中を丸めたり伸ばしたりする動き、肩甲骨をやさしく動かす動き、股関節まわりをほぐす動きなどは、日常生活での姿勢や歩きやすさにも関わります。
ただし、痛みが出るほど伸ばす必要はなく、「気持ちよく動かせる範囲」で行うことが安全に続けるコツです。
バランスや姿勢の安定をサポートする
パーキンソン病の方にとって、バランスの取りにくさや転倒リスクは大きな不安要素です。
ピラティスでは、体幹を安定させながら手足を動かすため、姿勢を保つ力やバランス感覚のトレーニングにつながります。
また、呼吸に合わせてゆっくりと動くことで、自分の姿勢や重心の位置に意識を向けやすくなります。
こうした動きの積み重ねは、日常生活での立ち上がりや歩行、方向転換などを安定させる土台づくりにも役立つ可能性があります。
ただし、パーキンソン病の症状や体力には個人差があります。
転倒を防ぐためにも、最初は椅子や壁を使うなど、安全な環境で無理のないメニューから始めることが重要です。
気持ちの安定につながることもある
ピラティスは呼吸を意識しながら行うため、身体を動かすだけでなく、気持ちを落ち着ける時間にもなります。
パーキンソン病では、身体の動きにくさだけでなく、不安や気分の落ち込みを感じる方もいます。
深く呼吸しながらゆっくり動くことで、「自分の身体を丁寧に扱う感覚」を取り戻しやすくなるでしょう。
もちろん、気分の落ち込みが強い場合は、運動だけで対応しようとせず、医師や専門家に相談することが大切です。
パーキンソン病の方がピラティスを行う際の注意点は?
パーキンソン病の方がピラティスを行う場合は、安全性を最優先にしましょう。
特に、転倒リスク、疲労、血圧変動、服薬のタイミングなどに注意し、主治医や専門家に相談したうえで始めることが大切です。
まずは主治医や専門家に相談する
ピラティスを始める前に、主治医や理学療法士に相談しましょう。
特に、以下に当てはまる方は注意が必要です。
<注意が必要な方>
・転倒経験がある
・すくみ足がある
・立ちくらみがある
・疲れやすい
・骨粗しょう症や関節痛がある
・心疾患や血圧の不安がある
ピラティスは比較的低負荷で行いやすい運動ですが、体調や症状によっては避けた方がよい動きもあります。
安全に続けるためにも、事前確認は欠かせません。
転倒しにくい環境で行う
パーキンソン病の方が運動する際は、転倒対策が重要です。
自宅で行う場合は、床に物を置かない、滑りにくいマットを使う、椅子や壁の近くで行うなど安全な環境を整えましょう。
最初から立位のバランス動作を行うのではなく、椅子に座った姿勢や仰向けの姿勢から始めると安心です。
体調によっては、家族や介助者が近くにいる状態で行うのもよいでしょう。
無理な負荷や長時間の運動は避ける</
ピラティスは、きつく行えばよい運動ではありません。
パーキンソン病の方は、疲労が残りやすい場合があります。
運動後に強い疲れや痛みが出る場合は、負荷が高すぎる可能性があります。
最初は5〜10分程度から始め、体調に合わせて少しずつ時間を伸ばしましょう。
「少し物足りない」くらいで終える方が、長く続けやすくなります。
薬が効いて動きやすい時間帯を選ぶ
服薬している方は、薬が効いて身体を動かしやすい時間帯に行うと安全に取り組みやすくなります。
ただし、薬の効き方や症状の出方には個人差があります。
運動のタイミングについても、医師やリハビリ担当者に相談して決めると安心です。
パーキンソン病の方におすすめのピラティスの動きとは?
パーキンソン病の方には、転倒リスクの少ない姿勢で、呼吸・姿勢・関節の動きを意識できるピラティスがおすすめです。
椅子に座る、仰向けになる、壁を使うなど安全に行える動きから始めましょう。
椅子に座って行う呼吸
椅子に浅く座り、背筋を軽く伸ばします。
鼻から息を吸い、口からゆっくり吐きます。
肩に力が入らないようにしながら、肋骨が広がる感覚を意識しましょう。
呼吸を整えることで、身体の緊張に気づきやすくなります。
ピラティスの前の準備運動としても、取り入れやすい動きです。
シーテッドマーチ
椅子に座ったまま、片足ずつゆっくり持ち上げる動きです。
背中が丸まりすぎないようにし、左右交互に足踏みをします。
この動きは、股関節まわりや体幹を意識しやすく、立位での運動が不安な方にも取り入れやすい方法です。
肩甲骨を動かすエクササイズ
椅子に座ったまま、肩をすくめずに肩甲骨を寄せたり、ゆるめたりします。
胸を無理に張りすぎず、呼吸に合わせてやさしく動かしましょう。
前かがみ姿勢が気になる方にとって、胸まわりや背中を動かす習慣は大切です。
骨盤の前後運動
椅子に座り、骨盤を前に傾けたり、後ろに倒したりします。
腰を反らせすぎず、小さな範囲で動かすのがポイントです。
骨盤まわりを動かすことで、座位姿勢や立ち上がり動作への意識が高まります。
仰向けで行う膝倒し
仰向けになり、両膝を立てます。
膝を左右にゆっくり倒し、腰まわりをやさしく動かします。
痛みがある場合は無理をせず、動かせる範囲で行いましょう。
床から起き上がるのが不安な方は、必ずサポートを受けてください。
ピラティスを生活に取り入れるためのポイント
ピラティスを生活に取り入れるには、
「安全にできること」
「続けやすいこと」
「自分の身体に合っていること」
が大切です。
特にパーキンソン病の方は、一般的な動画をそのまま真似するよりも、専門家の確認を受けながら始める方が安心です。
プロの指導を受ける
ピラティスを初めて行う方や、パーキンソン病の症状がある方は、専門知識を持つインストラクターの指導を受けるのがおすすめです。
正しい姿勢や動き方を確認してもらうことで、余計な力みや誤ったフォームを防ぎやすくなります。
また、症状や体調に合わせて負荷を調整できるため、無理なく続けやすくなります。
Pilates Studio Limoneでは、理学療法士監修のプログラムや、医療職出身者・有資格者による指導、1人ひとりの目的や体調に合わせたオーダーメイドのトレーニングを大切にしています。
運動が苦手な方や初心者にも配慮し、マシンピラティスのパーソナルトレーニングや少人数制マットピラティスを提供している点も特徴です。
自宅では短時間から始める
自宅で行う場合は、まず5〜10分程度から始めましょう。
「毎日やらなければ」と考えると負担になりやすいため、週2〜3回を目安に、体調の良い日に無理なく取り入れるのがおすすめです。
疲れが強い日、めまいがある日、痛みがある日は休んでも問題ありません。継続のコツは、完璧を目指さないことです。
他の運動と組み合わせる
ピラティスだけでなく、ウォーキング、ストレッチ、軽い筋力トレーニングなどを組み合わせることで、より幅広く体の機能を支えられます。
パーキンソン病の運動では、有酸素運動、筋力トレーニング、バランストレーニング、柔軟性を高める運動など、複数の運動を組み合わせる考え方が重視されています。
ただし、複数の運動を一度に始めると疲れやすくなることもあります。
まずは1つずつ、体調を見ながら取り入れましょう。
パーキンソン病とピラティスに関するよくある質問
ここでは、パーキンソン病とピラティスに関するよくある質問をご紹介します。
パーキンソン病でもピラティスはできますか?
症状や体調によりますが、医師や専門家に相談したうえで、安全な方法を選べば取り入れられる場合があります。
最初は椅子に座る動きや仰向けの動きなど、転倒リスクの少ない姿勢から始めるのがおすすめです。
ピラティスでパーキンソン病は治りますか?
ピラティスで、パーキンソン病そのものが治るわけではありません。
ピラティスは治療ではなく、筋力・柔軟性・姿勢・バランスを保つための運動習慣として役立つ可能性があるものです。
治療については、必ず医師の指示に従いましょう。
ピラティスはどのくらいの頻度で行うとよいですか?
体調に合わせて、週2〜3回程度から始めると続けやすいでしょう。
最初は、1回5〜10分でも十分です。
疲れや痛みが残る場合は、時間や回数を減らしてください。
自宅で動画を見ながら行っても大丈夫ですか?
軽い運動であれば可能な場合もありますが、パーキンソン病の方は転倒や無理な姿勢に注意が必要です。
初めて行う場合は、専門家に一度フォームやメニューを確認してもらうと安心です。
マットピラティスとマシンピラティスはどちらがよいですか?
どちらが合うかは体の状態によって異なります。
マットピラティスは自宅でも取り入れやすい一方、マシンピラティスは器具のサポートを使って動きを調整しやすい場合があります。
症状や体力に合わせて選びましょう。
ピラティスを避けた方がよい日はありますか?
めまい、強い疲労、痛み、発熱、血圧の不安定さがある日は無理に行わないでください。
また、いつもより動きにくい日や転倒が不安な日は、休むか、呼吸や軽いストレッチだけにしておきましょう。
ピラティス以外の運動も必要ですか?
必要に応じて、ウォーキング、ストレッチ、筋力トレーニング、バランストレーニングなどを組み合わせるとよいでしょう。
パーキンソン病の運動では、複数の運動を体調に合わせて取り入れることが大切です。
まとめ:ピラティスはパーキンソン病の方の体づくりを支える選択肢のひとつ
ピラティスは、パーキンソン病を治すものではありません。
しかし、筋力、柔軟性、姿勢、バランスを保つための運動として、日常生活を支える助けになる可能性があります。
特に、呼吸に合わせてゆっくり動くピラティスは、運動が苦手な方でも取り入れやすく、自分の体と向き合う時間にもなります。
一方で、パーキンソン病の症状には個人差があります。
転倒リスクや疲労、服薬のタイミングなどに注意し、主治医や専門家に相談したうえで、安全に始めることが大切です。
Pilates Studio Limoneでは、理学療法士監修のプログラムをもとに、1人ひとりの体の状態や目的に合わせたオーダーメイドの指導を行っています。
身体の不調や動きにくさに寄り添いながら、無理なく続けられるピラティスをご提案しています。
パーキンソン病と向き合いながら、少しでも動きやすい体を目指したい方は、まずはご自身の体調に合わせて、できることから始めてみましょう。
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このコラムを書いた人
ピラティススタジオLimone代表 理学療法士・ヨガ・ピラティスインストラクターShunsuke Teranishi

保持資格
- 理学療法士
- PHIピラティスインストラクター
- ダイエットインストラクター
- ヨガインストラクター
メッセージ
「今までの経験を活かし姿勢改善や体の不調を整えることに特化」
私は現在で約10年間理学療法士として活動しております。その中でピラティスに出会いピラティスのすばらしさに魅了されPHIピラティスにて資格取得。
塚口のクリニックにてピラティススタジオの新規立上げを行いピラティスや自費リハビリに携わる。その後、令和5年に独立しPilates Studio Limoneを開業しました。
理学療法士やピラティストレーナーとして学んだ知識・技術を生かして多くの方のお身体の悩みを改善していきたく思います。
リハビリを行っている中で腰痛・肩こり・膝痛など様々な方が来院されておりました。その時、私は「予防していれば痛みが出なかったのにな」と感じることが多く健康な状態だからこそ健康予防の一環としてピラティスを取り入れてほしいと思っています。
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